2021/06/11 14:04
Sawtooth Roofの母体である、横倉繊維は生地や服飾付属に染色といい色をつける業務をしています。
この職業の難しいところは『色を合わせないといけない』と言うことです。
色を合わせるなんて簡単だと思われがちで
沢山色が用意されていて、その色をピックアップして染色を行っていると
勘違いされています。
実際は、3原色といい『赤・黄・青』からなる3色の染料を指定された色に
調色し色を作っていきます。
【色の特徴を捉える】
色には、赤が強い、黄が強い、青色が強い、などベースになっている色があります。
その特徴を捉え色を調色します。
【光源の問題】
色は、光があることで初めて『色』として意味をなします。
当たり前のようで難しのが『光と色』、
現在、蛍光灯の種類は4色あり『昼白色・白色・昼光色・電球色』があます。
『使用している蛍光灯で物の発色が異なる』という事があります。
太陽光も同じで、日本・アメリカ・ヨーロッパ・アジア圏で全て見え方が違います。
なので各国、綺麗に見える色がバラバラです。
【色合わせ】
色あわせは品物の特徴を捉え、お客様が使用している光源の情報を得て、3原色のデータと照らし合わせ
初めて雛形の色を染色する事ができます。
なので、実務経験が豊富でないと難しい作業になります。
【店頭で服を購入するとき】
店頭で『いい色だなぁー、綺麗な色だなぁー』と思い買って着てみたら色が違う・・・
これは『店頭の蛍光灯』と『家の蛍光灯』の違いがあります。
店頭は『昼白色LED』家は『白色・昼光色』を使用している事があります。
この違いは『昼白色』は青系の色を発色させ『白色・昼光色』は赤系の色を発色させます。
店頭で色を見る際は、窓があるお店出したら断りを言って
窓際で色を見ると良いと思います。
【光源はスーパーマーケットでも使われる】
生鮮食品は青色を発色させる昼白色、肉などは電球色と
物の発色を良くするように光源は使われています。
【まとめ】
色の見え方は様々な環境で変わります。
天気に左右され、光に左右され、感情にも左右され、健康状態にも左右されます。
とても不安定なものです。不安定だからこそ面白みがあるのかもしれませんね。